お知らせ

2016年度脳ドックのガイドライン検証研究助成金募集のご案内

2016年5月
一般社団法人日本脳ドック学会
理事長 小林祥泰


2014年の日本脳ドック学会で、脳ドックのガイドライン2014の次の改訂(2019年度予定)に向けて、ガイドラインの検証ならびに脳ドックの検査や潜在性脳病変発見の意義に関するエビデンスの研究に対し、年間500万円以内の支援を改訂予定年度の2年前位まで行うことを決定しました。
初年度は有意義と認められた2件に計300万円の研究助成を行いました。
昨年度は11件の応募があり、審査の結果以下の9件に計500万円の助成を行いました。今年度も同様に募集を行いますので奮って応募頂きますようお願い致します。


研究期間:

脳ドックのガイドライン改訂予定が2019年度なので、原則として2018年までには結果が出せるものとします。

募集対象:日本脳ドック学会会員


検証研究テーマ:脳ドックのガイドラインの各項目において、
1)画像診断の精度向上に関する検証
2)認知機能検査等の実施率向上に関する検証
3)脳ドックにおける重大な異常所見の結果説明に関する検証
4)脳ドック標準データベース化に関する検証
5)その他脳ドックの質や、受診者満足度向上に資する検証


募集する研究計画概要:

1)現在のガイドラインの検証研究

例えば無症候性脳血管障害、未破裂脳動脈瘤、無症候性脳腫瘍、無症候性脳動静脈奇形などの頻度と危険因子の検証、過去に受診した例へのアンケート調査等による追跡調査による脳卒中リスクの研究、頸動脈超音波検査所見と無症候性脳梗塞有無、経過中脳卒中のリスクの研究、無症候性脳血管障害と認知機能の研究、無症候性脳血管障害とうつやアパシーの関連ならびに経過観察研究など

2)検査方法のイノベーション研究

インターネットを利用した無症候性脳血管障害、未破裂脳動脈瘤等の自動判読スクリーニングシステムの脳ドックでの応用研究、同様に脳機能検査としての安静時機能的MRIの診断判定システムの簡易版開発と脳ドックでの応用研究、潜在性非痙攣性てんかん重積発作等の検出のための簡便な脳波電極装着ヘッドセットおよびスクリーニング判読システムの開発と脳ドックでの応用研究など。

3)その他

脳ドックの意義に関する倫理的、経済効果的研究、施設認定に関する研究、その他の検査の意義などに関する研究、受診者への説明ビデオ作成やその評価研究、タブレット等の電子機器による簡便な認知機能検査法の応用研究など自由な観点からの検証に関連する研究。


研究費は内容により1件50-200万円程度としますが、特に優れた研究の場合はその限りではありません。研究期間は原則単年度ですが追跡調査など内容によっては複数年度研究も可能です。
今年度の応募締め切りは2016年6月10日としますが、出来るだけ早く応募して頂きたいと思います。


審査委員:

ガイドライン作成改訂委員会委員長と斎藤 勇顧問、端 和夫顧問による選考委員会を設けて審査を行い出来るだけ速やかに研究費支援候補者を選定します。

申請書類:

研究タイトル、研究代表者、目的、方法、研究の意義、経費内訳、参考文献をA41−2枚程度にまとめて提出して下さい。

研究成果もしくは研究の進捗状況報告を次年度の脳ドック学会で行って頂きます。また、研究結果を脳ドック学会会報に投稿して頂きます。


昨年度までに研究助成を行ったテーマを下記に示します。

2014年度

1 脳ドックにおける簡便かつ尊厳を傷つけない認知機能検査「CADi」の実施研究 島根大学医学部第三内科
山口修平
2 未破裂脳動脈瘤が発見された場合の受診者向け説明用ビデオ作成研究 日本医科大学脳神経外科
森田明夫


2015年度

1 クラウドシステムを用いた無症候性脳・脳血管病変の画像診断支援法の確立 岩手医科大学医歯薬総合研究所超高磁場MRI診断・病態研究部門 
佐々木 真理
2 ストレスチェックアプリケーションを用いた脳ドックにおけるストレス関与の研究 島根県立中央病院 脳神経外科学 
部長 井川 房夫
3 脳ドックにおける認知機能検査普及のための認知機能スクリーニングアプリ(CADi2)のwindows版作成と普及 島根大学医学部内科学講座内科学第三 山口 修平
4 脳ドック受診者における”Total small vessel disease score”と脳卒中・認知症発症に関する縦断的研究 佐賀大学医学部内科学講座 神経内科  藥師寺 祐介
5 健常人のMRI上の微小脳出血の人種差に関する国際共同研究
Differences In distribution of Crerebral micrObleeds in Multiethnic  (DICOM) - healthy cohorts Meta-analysis-
佐賀大学医学部内科学講座 神経内科  藥師寺 祐介
6 Magnetic Resonance Angiography (MRA)を用いた脳血管年齢算出ソフトの開発(脳ドックデータベースを用いた、動脈硬化・脳動脈瘤の発生および脳卒中発症リスク等と関連する脳血管の形態学的特徴についての検討) 大阪大学大学院医学系研究科脳神経外科学  木谷 知樹
7 脳ドック受診者の日常栄養摂取状況と脂質・筋組織組成と脳ドック所見の検討 聖路加国際大学聖路加国際病院脳神経外科 篠田 正樹
8 脳ドックの結果に対する受診者の意識調査 中日新聞社健康保険組合 中日病院 大野 正弘
9 脳神経疾患による運転手過失交通事故の実態に関する医学的・社会的調査-交通事故発生予防のための脳ドックの需要評価と標準化に向けた試み- 国際医療福祉大学熱海病院脳卒中・神経センター長 神経内科教授  永山 正雄

>> 脳ドックのガイドライン検証研究助成金申請書(Wordファイル)


記載形式の参考にしてください。

>> 申請書の例(pdfファイル)